失敗談

久しぶりにひどい風邪をひいた。

普通の風邪ではなくインフルエンザだったかもしれない。医師の診断を受けていないので不確かだが。

 

1月18日から少し喉に痛みを覚えていた。

この数日前から仕事場に置いてあった木材があまり良くなかった。この時期に珍しい事だがカビが発生していたのである。

カビの生えた木材を扱っていると喉をやられる事が多い。この喉の痛みの原因もカビじゃなかったかと思っている。

 

私の場合、最初の症状が熱や鼻水の風邪についてはそれほど心配はしない。ただそれが喉の痛みだった時には警戒する。

喉の痛い時にはいつも『銀翹散』を服用する。喉をやられるときまって後が酷い事になるのでこの薬はいつも切らさないようにしている。この時も即服用した。

 

ちなみにこの記事中に出てくる漢方薬は全てエキス製剤のものです。乾燥エキスにすると有効成分も飛んじゃって意味ない、って話も聞くけど、気休めでのんでる感じ。

あと、薬の選択は全て私の素人判断でやっている事です。この記事を真に受けて自分や周囲の人の病状にあてはめて考えるような事はしないで下さい。これは私の失敗の記録です。

 

19日。喉の痛みは回復しないが悪化もせず、変化なし。歯を磨くと歯茎から出血する。

 

20日の朝、それまで喉の右側に痛みがあったのが消え、かわって左側が痛むようになっていた。しかしこの痛みも午前中早い時間に和らいだ(消えてはいない)。

このとき腰のだるさを感じていたがこれも昼過ぎまでにはおさまった。他にもこの日は背中の張りや胃の不快感なども覚えたがどれもそう長くは続かずすぐに軽くなった。

 

大した風邪ではないと思った。

 

この晩、酒は控えようかどうしようか迷ったが、やや寒気がするので少しだけ飲んで寝た。

 

21日。微熱。喉の違和感も消えていない。だが「大した風邪ではない」と思っていたので医者には行かなかった。

インフルエンザが猛威をふるっているこの時期に、病人であふれているであろう医療機関に行くのは、かえってリスクが大きくなると考えた。

これは適切な判断だったようだ…私以外の多くの人々にとって(苦笑)。

午前中、散歩して買い物。昼食後少し眠って、目が覚めると…

 

ひどく頭が痛い。

 

この日の晩は20時に床についたのだが、頭痛と熱に加え節々が痛み全身がだるく眠れない。日付の変わる前に目が覚めて、それからはほとんど一睡もできなかった。

 

22日は食事と風呂以外はほとんど寝て過ごす。午前中に熱を測ったら37.8℃だった。

薬は買い置きのあったもので、まず『葛根湯』、次いで『麻黄湯』を服用。胃の不快感も相当なものなので気休めに「サクロン」も服用。

休んでいるうちに全身の倦怠感も痛みもだんだんと和らいできたが、それらの不快感が次第に上半身→頭部へと集中してくるような感じになった。首が凝るし、顎や奥歯や頬骨が痛い。頭痛は少し軽くなった程度。

 

夕食は普通に食べた。だが酒を飲む気は起きなかった。…前の晩までは通常ペースで飲んでたんですよ(笑)。土曜の昼にも飲んだ。

風呂のあと熱を測ったら37.6℃。さっぱりして良い気分だったので、それほど下がっていなくて少し驚いた。この時点で23日は欠勤することに決めた。

 

夜中、パジャマがびっしょり濡れているのに気付いて起きた。着替えたついでに熱を測ると36.2℃。峠は越した、という事だろうか?ていうかちょっと下がり過ぎだけどな。

 

23日。頭痛が取れない。軽くなってはいるのだが。予定通り欠勤する。相変わらず顔も痛いんだよね。

このあたりから薬は『小青竜湯』に変えた。『柴胡桂枝湯』もいるかな、と思ったが買い置きは使用期限がもう過ぎてた。

なんか鼻がつまった感じがするんだが鼻水は出ない。それほど咳は出ないがやや息苦しい。「辛い」ことはないが「鬱陶しい」。

この日も酒はやめた。

 

24日。この記事を書いている今日です。朝、やはり頭痛が残っていたので今日も欠勤。

しかしようやく昼過ぎになって、頭痛が取れてきた。まだちょっと締めつけるような感じは残ってるけど、現在はもう痛くないです。

まだ「鬱陶しさ」が消えないけど、だいぶ楽になった。明日は出勤するつもり。

 

再度書きますが、この記事は私の失敗の記録であり、風邪への正しい対処法を記した物ではありません。

現在の健康状態に不安のある方は(土曜日の私のようにのんきに散歩したり酒飲んだりしてないで)早めに医者にかかりましょう。

 

さてと。ビール飲んでこようかな。